【完】猫、拾いました。





side咲良







……ん……あれ……?






おかしい。






なんかめっちゃ重い……






『ん…?……ぎゃあああ!!』





重い瞼を嫌々開けてみた。




『れ、れ、れ、れ、れーくん!?』





え!?どうして一緒に寝てるの!?




ガバッと起き上がりたかった。










が。



れーくんの大きな腕と足が邪魔で、身動きができない。





『ええ!?ちょっとれーくん!起きて!』






「…せぇ…咲良…黙れや…」





ぎゅっ……




さらにきつく締め上げられた。





『ぐぇっ……ちょっと、れーくん…』





どうしよう、と困り果ててた時──