【完】猫、拾いました。





「咲良様!!!」







家に入ってすぐに声が聞こえた。






『……あおだ…』







走ってやってきたのは、私専用執事の青山さん。



『あお…久しぶ「どこにいたんですか!」





うわぁ……久しぶりに聞いたよ…







「ちょっ…青山さん、うるさい…」



れーくんまで耳をふさいでる。





「あ……蓮様!すみません!……と…とにかく、咲良様のお部屋に案内しますね。」






『あお、パパはなんて?』








あおは止まると少し弱い声で言った。




「ご主人様は、あとで部屋にくるようにと…」






さっそく仕事かな…





『わかった。んじゃ、そのままパパんとこ行くから、れーくんよろしくね?』







あおはれーくんを連れて部屋に。






私はそのまま違う部屋へと向かう。