【完】猫、拾いました。






向日葵…チューリップ……などなど。





『うん。パパが庭は許してくれたんだ。』







全部私が育ててた花。





でもしばらくいなかったのに…どうして枯れてないんだろう?






『はて…?』




私は謎めいたまま玄関についた。






「……ごめん。咲良。守ってやれなくて。」



『いいよ、れーくんいれば大丈夫。』





そう言うと、なぜかれーくんの顔が赤くなる。





『熱…?』




「いや、なんでもないから。」





大丈夫かなぁ…




『………入ろっか…』





こうして地獄のドアを開けた。