「咲良。お父さんが何言ってるかわかるか?」 『………』 「お父さんの言うことを聞けないのか?」 『……いろんな公園を散歩してました。』 こんなのもちろん嘘。 「こんな何日も…」 パパは私の声を聞くと黙り込んだ。 『れーくん……色々ごめんね…』 れーくんは、私の肩に腕をまわしてくれた。 「俺は大丈夫だよ…とは言ってもあの人がなにするかわからないけど…… 」