【完】猫、拾いました。









「待って。竜。やっぱ無理だ。」






こういって止まったのは……真琴。








「真琴。何言ってんだ。咲良はもう家に帰ったんだよ。」





「そうだよ…僕たちの役目は終わりだよ。帰ろう?」









真琴は無視して私の方にくる。






「俺は。やっぱり咲良を渡せられない。」




私の腕をとり立ち上がらせた。




「俺は聞こえた。咲良の声。」






私の目をみて、はっきりと言った。






そして真琴はパパへと視線を向ける。







「俺、咲良のこと。そんなノコノコと離せないです。」





『ま……こと…?』