「君たち、咲良をみつけてくれて感謝する。」 「あ……はい」 待ってよ………待ってってば…… 『行かないで……助けて………』 この小さな声が聞こえたのか、竜たちは歩くのをやめた。 「咲良……?」 竜はこちらをずっとみてる。 『助けてよ………竜……みんな…』 この声は聞こえなかったみたい。 だって…また歩きだしたもん… 1人を除いて……… 除いて…?