【完】猫、拾いました。








「「うちの娘……」」








てことはこいつ………咲良の父親?


 





『パパ………違うの…これは…』





ガタガタと震えが止まらない咲良は、さっきまで笑ってた姿は浮かべられない。




咲良の父親は咲良を無視して続ける。






「お前らが咲良を誘拐したんだな?
こんな人気のない暗い公園に連れ込んで何しようとしてたんだ?」





そしてケータイをとりだした。




「警察につきだしてやる。」







「「警察?」」





星太と光琉がはもる。




「当たり前だろう。娘を誘拐しようとしたんだからな。」








「あの…俺ら別に誘拐なんて…」