【完】猫、拾いました。










『っ!!!』

 









突然入口にでかい車が止まってドアが開く。







「咲良。どこに行ってた。」






後ろの座席から、40代位の男がでてくきて咲良に近づく。







咲良を見るとガタガタと肩が震えていた。








「えっと……どちら様ですか?」





直己がたずねると、男は歩くのをやめて俺らをじろりと見た。






「誰とは…よく言えるものだ。お前らこそ誰だ?うちの娘を誘拐したのはお前らか?」