【完】猫、拾いました。








「あれ?置いてかれた?」





ベンチに座ってた俺に近づく直己。







ようやく気づいたか。





「あれ?真琴は?」







「あぁ…飲み物買いに行った。」




とか言って帰ってたりしてな。






「ったくさ……こっちはプライベートで来てるって言うのに…」






「お前の人気は異様だな。」





竜もね、とつけたして俺の横に座った。





「これで店がまたうるさくなるね…」







「いいんじゃね?減るもんじゃないし…」






俺が言うと苦笑いした直己。






「ま、俺は頑張るだけだよ。咲良ちゃんで元気だせるしね。」