『行きたい…』 ポツリと咲良が言った。 「行く!?んじゃ決定~!!」 まぁ…そんなことないか。 みんないるから。大丈夫なはず。 「咲良ちゃんとおでかけなんて夢みたい。」 俺はこう言って咲良に合図した。 ───行こう。大丈夫だから。 『やった…』 この時。 すでに始まってたんだ。 悪夢の始まり始まり……