「咲良に何したわけ?真琴。」 「別に何も。咲良が寝返りしたら見えただけ。」 そう言うと蓮は咲良の服を少しだけめくった。 「これか……つか、また増えてるし…」 また増えてる? 「……で?真琴。お前、俺に聞きたい事あるだろ?俺、咲良の事全部知ってるから。」 ……全部、か。 「蓮、何度言ったらわかるんだ。年上には敬えと言ってるだろう。」 「へーいへい。わかりましたよ、先輩。」 光琉には敬語使うのにな。