side竜






俺は1人で夜の街を歩いた。






夜は好きだ。



静かだし。





けどこの街は違う。






夜になるとどこから沸いていたのかわからない人ばかりで、とても賑やかになる。





「ねーねー!そこのおにーさん!」



肩を叩かれた。




「………………」


俺はゆっくりとふりかえる。






「わー!超イケメンじゃない!?
今暇?私たちと一緒に遊ばない!?」



………三人組の女達だった。逆ナンか。