「……しないよ。せっかく自由になったんだ。邪魔はしない。」 よかった…… 『れーくん。ありがと…』 にこっと笑ったら笑い返してくれた。 「咲良が無事でよかった…」 また抱きしめられる。 れーくんはいっつもそう。 『れーくん?竜くるよ?』 「やだ。まだ離さない。」 『むぅぅ……』 「竜たちには内緒な。」 全部。とつけたして、れーくんはテレビをつけた。 『うん……わかってるよ。』