懐かしい香りが一面に広がる。 「ほんとに咲良か?」 『れーくん…竜と友達だったんだ………』 「やっぱり咲良だっ………!!」 『ちょっ…!苦し……』 さっきより強くれーくんに抱きしめられる。 「会いたかった…!俺、咲良がいなくなったって言うから焦った…」 『ごめんね?れーくん。心配かけて…』 「よくがんばったな。咲良。」 ぽんぽん……と頭をなでてくれた。 『ん……懐かしいね…』