咲良は直己の後ろに隠れていた。 「よろしく。咲良ちゃん。」 手を出す蓮。 「咲良ちゃんはね、男キライらしいから。 初対面の人に握手なんかできな…」 ───ぎゅっ 咲良が手を握った。 「え?」 「は?」 「んー。よろしく。んじゃ、俺行くわ。 今日夜いくかなー。」 蓮は消えた。