私は彼と一緒に帰った

愚痴をこぼす私を

涙をこぼす私を

黙って聞いてくれたから

私はもう大丈夫だったんだ

元気だして

不器用な言葉とその笑顔にときめいたんだ

彼の名前は岩坂玲二

玲二って呼ぶことにした

向こうも明亜って呼ぶことにしたって

久しぶりに名前を呼ばれた気がした