｢いやーどうなるかと思った！｣



放課後、あたしたち４人は学校近くのお店であんみつを食べながら話していた。



｢瑠海ちゃんが、先輩が他人使って夏帆ちゃんを呼び出すなんておかしいっていったから｣



柚夏がそう言った。



｢瑠海にしては冴えてたよね｣



汐里が笑ってそういうと、



｢ちょっとー！ひどいんだけどー｣



と瑠海は言った。

もうこういうのは日常の当たり前になってるけど、改めて友達っていいなって思った。



｢…みんな、ありがと｣



あたしはそう言った。
みんなが先輩を探してくれなかったら、あたしはあの３人に何をされていたんだろう。
それに、先輩の口で、先輩の気持ちを知ることだってできなかったかもしれない。



｢ちゃんと付き合えてよかったね！｣

｢おめでとう、夏帆ちゃん｣

｢ずっと続くといいね｣



３人の言葉に思わず泣きそうになる。