お店を出てから、家の前まで先輩は送ってくれた。
「送ってもらっちゃってすいません」
「俺が送りたくて送ってるんだからいいんだって」
「ありがとうございます」
そして、少し沈黙してしまった。
「あ!そうだ!!これ、今日のお礼」
先輩は買った洋服が入った袋から小さな包みを出してあたしに渡した。
「開けてみて」
と先輩が言うので開けるとゴールドのトランプの形をしたイヤホンジャックが入っていた。
キラキラ光る石も付いている。
「かわいーっ!!!!」
「よかった!これ、俺とオソロ。俺はスペードのエースで、夏帆ちゃんはハートのエース」
よく見ると真ん中にハートがくり抜かれて、端にAとくり抜かれている。先輩のはそれがスペードだ。
「今日、ありがとね」
(あたしだって楽しかったのに…。先輩、いつの間に…?)
「あと!夏帆ちゃんはかわいいんだから、釣り合ってないとか気にすんなよ?」
と先輩は言った。
バレてたんだ、あたしが気にしてたこと。
サプライズのプレゼントと先輩の優しさで、ウルウルしてしまうのが分かった。
「じゃ、また明日!家着いたらメールするわ」
と先輩は言ってあたしの頭をポンポンとした。
「送ってもらっちゃってすいません」
「俺が送りたくて送ってるんだからいいんだって」
「ありがとうございます」
そして、少し沈黙してしまった。
「あ!そうだ!!これ、今日のお礼」
先輩は買った洋服が入った袋から小さな包みを出してあたしに渡した。
「開けてみて」
と先輩が言うので開けるとゴールドのトランプの形をしたイヤホンジャックが入っていた。
キラキラ光る石も付いている。
「かわいーっ!!!!」
「よかった!これ、俺とオソロ。俺はスペードのエースで、夏帆ちゃんはハートのエース」
よく見ると真ん中にハートがくり抜かれて、端にAとくり抜かれている。先輩のはそれがスペードだ。
「今日、ありがとね」
(あたしだって楽しかったのに…。先輩、いつの間に…?)
「あと!夏帆ちゃんはかわいいんだから、釣り合ってないとか気にすんなよ?」
と先輩は言った。
バレてたんだ、あたしが気にしてたこと。
サプライズのプレゼントと先輩の優しさで、ウルウルしてしまうのが分かった。
「じゃ、また明日!家着いたらメールするわ」
と先輩は言ってあたしの頭をポンポンとした。

