少し休憩のつもりでブランコに座った。 ブランコを漕ぐつもりはないのに、足を動かしてしまうのはなぜだろう。 少しだけ揺れたブランコに座って、えーりに電話をかけた。 これで、3度目。 半ばあきらめながらも、電話をかけた。 えーりが出たら、俺はなにを言うつもりだろう。 さっき芽生えたあの気持ちを伝えたら、えーりは困らないだろうか。