ふてくされつつも、納得してくれたようだ。



 少し不機嫌な顔のまま、先にベッドに行って寝てしまった。



 そういえば、一緒のベッドで寝るのがが当たり前になってから、どちらかが先に寝てしまうなんて事はなかった。



 いつも必ず、一緒に寝ていた。それはまるで恋人同士のようで……。でも、そうではない事に気づいては、はっとする。



 僕は、そんな不安定な日々を重ねてきて、この先のことなんて何も考えてなどいない。