「__いや、いいよ。まだ25…………え、もうそこまで? …………わかった。でも無いから、絶対、じゃあ後で。はい」



 日曜日の昼、実家から連絡がきたと思えばその話の内容は、お見合い。



 どうして僕に何も言わずに話を進めるのかな……。行きたくない、非常に行きたくない。……仕方ない。



「電話、どうかしたの?」



 野菜炒めとご飯を食べ終わった優美が、僕に声をかけた。



「実家から。僕、お見合いだって。だから近々、ご飯無しの日あるかも」