金曜日、それは、僕にとって何とも不思議な日だ。



 面倒だと思う反面、土曜日の朝、昼は何を作ってあげようか……なんて、水島さんの隣で考えるのである。



 今日も、金曜日に飲んで土曜日は僕が作ったご飯を食べてもらうことになりそうだ。



「宮本くーん! はい、ここで質問タイムでーす」



「酒臭いですね、何ですか、答えられるかぎり答えますからスーツに化粧つけないで下さいね」



「はい、宮本君! 君が経験した恋愛について語りなさい! 今日は女子会よ!」



「僕、男性ですし、女子会って言っても女子、水島さんだけですし」