「……何で僕が持ち帰ってご飯までつくる役割になっているんですか?」



「さあ、仕事に戻ろっと!」



 僕の質問に元気な笑顔を返して去っていってしまった。



 彼女を目で追うと、戻ってすぐに声をかけられている。



 最近は彼女の仕事姿をみていなかったため気付かなかったが、さすがだ。



 仕事中の彼女は“優美姉さん”と呼ばれるだけのことはあるなと思った。