禁断~許されない恋~


「ゥッ…イタ…イ…。」


なんの声だろう?

図書室のとなりにある

理科室の準備室から聞こえた声だった。


静かに覗いてみると…



えっ?


かなた先輩?

でもなんで?

何で血が口の回りについてるの?

どうして?

どうして?


ふとあの日のことを思い出す。

10年前の冬の日を…。


ガチャンッ

はっ!

気づいたときには遅かった。

私が手に持っていた鍵を落としてしまった。


かなた「…!!あゆっ!」