なんだ……普通にできるんぢゃん…
「今日のもも、可愛いでしょ?」
背後からきた今までとは違うはるかのおだやかな声
その言葉に俊は目を細麺私のことを見つめながら
「………あぁ」と言った
真っ直ぐに人を見る俊の癖
今、それがあたしに向けられている
友達になるって決めたのに…
普通に話せるって思ったのに…
あたしの鼓動はどんどん速くなり
俊への想いは増えてゆくばかり
もう……だめだよ……
やっぱりことばを発せなくてあたしは俊から視線を外した
どうしていいのか解らなくて、ちらりと横目ではるかを見る
目が合うとはるかはアハッと言って「あ、そうだそうだ。忘れてた!木崎君この子のことヨロシクね♪」
そう言って私の背中をポンっと押した
フラーーー
ーーーぽて。

