それでも君がスキ


嘘……なんでここにいるの?……
こんな偶然ってあるの?
伏せた視線は俊の制服

自意識過剰かもしんないけど見下ろされている感覚
どどどどどどうしよう……
あたしは、パニック状態
どうすることも出来ないでいたその時だった
「木崎くんおっはよ♪」
背後から声がしたのは
?!
歯切れの良い声に思わず振り向く

「木崎くん、いつもと同じ電車で良かったょー木崎君が乗る電車ちょっと混むからやなんだけどねー」