…5分経過。

なんも話すことがない。


アタシと彼は
フェンスに並んで寄りかかっている。



それを、彼が打ち破る。

「てかさ、授業サボってきたの?」

「ちがいますっ!!」

「じゃ寝坊?w」

「……」

「図星かw」


彼はアタシのことを見て、笑う。


その顔は、純粋でキレイな
笑顔だった。