屋上には悲しい出来事しかない。



でも、

なぜか吸い込まれていくような
気がした。

足が一歩、一歩進んでいく。

ドアを開けると一気に風が吹き、
アタシの髪をなびかせる。



まっすぐすすむ。風が心地いい。

そこには誰もいない。
自分の心が洗われるような気がした。


そして扉を閉め、
そこに横たわって眠りについた。