「けほっけほっ」

「大丈夫!?架那!!」

「うん…だいじょけほっけほっ」

見ると手に血がついていた。

「架那!!
先生呼んでくる!!」

架那の視界は真っ暗になり、
架那の意識がとんだ。

「ちょっと離れていてください。
新川さん!大丈夫ですかー?」

治療はなんとか終わったが、
架那は集中治療室に入った。

「どうしよ…
優雅…
やっぱり…龍くんに…
いった方が…」

「彩!
架那が望んでるんだ…
架那が龍に来てほしいって言うまで…
龍が気づくまで…待とう…な?」

「うん…」

ピクッ

「架那!?
架那!!」

「あ…や?
ゆ…うがく…ん?」

「そうだよ!!」

「ご…めん…ね…
しん…ぱい…か…けて…」

「そんなの全然いいんだよ!」

「架那?
早くよくなって、
一般病棟に戻ろ?
龍くんに話そ?」

「う…ん」