そのままのキミで。

「やっぱり…
これが一番だよね??
優雅…」

「うん…
めっちゃ一番!」

二人の前には
お架那と龍が楽しそうにしゃべっていた。

「なぁ架那…」

「ん?」

「大丈夫なのか?」

「…。
あのね…先生に聞いたんだけど…
進行を抑える薬…
効かなくなってきてるんだって…」

「「「え!?」」」

「ってことは…
進行が早いってこと…

神様いじわるだよね…
本当に…
なんで…
なんであたしなの!!
やだ!!
死にたくない!!」

「架那!
大丈夫!!

先生呼んでこい!」「分かった!」

「大丈夫!
俺が…死なせねぇから!
絶対に…
っていうか…
架那は死なない!」

「うん…
はぁはぁはぁはぁ」

「大丈夫か!?」

「失礼します。
ちょっとさがっていてください。

新川さん大丈夫ですかー?」







「興奮していただけなので
もう大丈夫です…」

「そうですか…


あの!
進行を抑える薬…
ダメだったんですか?」

「……
はい…

今新川さんの体は
いつなにが起こっても…
おかしくありません。
いつ歩けなくなるのか…
しゃべれなくなるのか…」

「そんな!!」

「ですが!!
全力は尽くします!!

私たちも研究を重ねています!」

「架那を…架那を助けてください!!
お願いします…」

「はい!」