それなのに、今度は私を不安にさせる。
愛しているなら、どうして私を求めてくれないの?
いずるさんの傍に居ると、本当の母でも姉でもない私は苦しくて仕方ない。
これが望んだ愛の形・・・違う、そうじゃない!
息ができなくて、眠れない夜に、私の精神は崩れて行く・・・
このままじゃいけないような気がする。
ううん、このまま、いずるさんと一緒に居たい。
駄目、リコしっかりしなきゃ!
私は、自分自身に言って聞かせる。
いずるさんと過ごす日々は、リコ、あなたには辛すぎる。
そうだよ、このままじゃいけない!
私の中でサイレンが鳴る・・・
鳴り続けるサイレン・・・その夜・・・
「いずる、起きて・・・」


