アカイ花†Vermilion Flower


私の心臓・・・バクバク・・・


貴方が、アカイ花に近づくように・・・


「・・・何、したの?」

「何ってキス
 
 もう、待てないんだろう?」


触れる唇・・・今日、二度目のキスは苦い煙草の大人の味がした。


私の瞳からぽろぽろと零れ落ちる涙には、貴方に触れられて嬉しい気持ちが詰まってる。


「続きは、俺の部屋でどう?
 
 その絵、描き終わるまで
 眠れないけど覚悟しろよ」


初めて貴方と結ばれたあの日、もういつ死んでもいいって思ったよ。

たった17年しか生きてないけど、この世に悔いは無いって思える程、貴方だけを愛してた。