そう、アッちゃんとは私達のお家の隣に住む、年上の幼馴染の男の子。 名前は、浅緋。 彼は、男の子と言っても随分と大きい。 「アッちゃん、いけないんだ 子供がこんな時間まで 遊んでちゃダメよ メッ!」 「メッ!」 「あらあら、あなた達、ダメよ アッちゃん、ごめんなさいね」 「いえっ・・・ そうだな 二人の言うとおり 明日から気つけるわ じゃあな」 待っていた時間はあんなにも長かったのに 会えた時間はたったの数分。 子供の私達だって、胸の痛みを知ってる。