どうした・・・ですって
いずるさんに腹が立った私は、立ち止まる。
「彼女が、何?
貴方の生徒なんでしょう?
隠さなくてもいいよ
さっきの二人の会話
私まで聞こえてたよ」
「そうか・・・
そうなんだ、彼女は・・・」
「貴方の、彼女?
料理までご馳走になってるみたいだけど
特定の生徒と親しくなってもいいんですか
先生?」
私の口調を真似て、貴方は言う。
「君とアサヒみたいに?」
「何、それ・・・私、帰ります」
「待てよ、怒ったなら謝る
だけど、俺とさっきの彼女はリコ
君が思ってるような関係じゃない
彼女は・・・」


