アカイ花†Vermilion Flower


祖父にこの場を一任されている祖父の側近・補佐役の彼は、いつまでも続きそうな私達の会話をバッサリと切った。


「それでは本日はお日柄もよく
 これより、お見合いを始めさせて頂きます
 
 自己紹介は先ほど済まされましたので
 それでは、まず、ご趣味は?」


こうなると、全く面白みを感じない。

私は彼の趣味がどうのこうのよりも、彼の仕事内容に興味がある。

後で聞いてみようかな?

駄目駄目、彼と親しくなるのは考えものだわ。

首を左右に振ってみせる私。


「ちょっと、リコ、聞いてるの?
 
 貴女の趣味は確か

 ほらほらっ・・・」


そうそう、一刻も早く、この場を終わらせなくちゃ。


「そうだなぁ~

 食べ歩きかな

 
 私、男性なみに
 ガツガツ食べる方なんですよ」

「リコ、ちょっと下品よ」


母は、私の脇腹を肘で突っついた。