流れる沈黙・・・何を話せばいいか困るよ。
こういう時、公園で遊ぶ子供達の声はありがたい。
「仕事、どう、楽しい?
わけないかな・・・」
「楽しいですよ
接客業なので疲れる事は多々
ありますけど
あっ、先生と言う職業はもっと
疲れますよね」
「そうでもないけど、まあ
女子高だからねぇ」
いずるさんは、少し苦笑した。
「いずるさん、素敵だからレイみたいに
憧れる子がたくさんいるんじゃない
ですか?」
あっ、私ってば余計な事言っちゃった。
いずるさんが答えづらい質問しちゃって、彼が困るじゃない。
レイといずるさんは昔、結婚の約束までした中で、いずるさんはレイの事が本気で好きだったのに昔の辛い事を思い出させて・・・。


