・・・

睨み合う、

智也と木山先輩。

・・・

私は板挟みにされ、

アタフタ。

・・・

それを割って入ったのは・・・

・・・

「木山。いい加減にしろよ?

智也が女の子にこれほど入れあげたの

初めてなんだ」

そう言って溜息をついたのは秋人。

・・・

「うるせえ秋人!

オレだってこんなに女の子好きになったのは、

寧々が初めてなんだよ。

・・・智也。

寧々を返せ」

木山先輩がすごんだ。

・・・

でも、智也は、

ちっとも動じていない。