日曜の午前中。

今私は智也の家にお邪魔してる。


・・・

「今日は、稽古が休みなんだ。

どっか行こうか?」

・・・

そう言って薄ら微笑んだ智也。

私は嬉しくて、

何度も頷いて見せた。

・・・

「ちょっと、待ってて。

準備してくるから」

そう言って自分の部屋に入って言った智也。

私はリビングで待っている。

・・・

今日は家の人は留守のようで、

あの双子もいなかった。

ちょっと寂しいななんて思いながら、

智也が出て来るのを待っていると、


玄関のチャイムが鳴った。


「悪い出て?

今着替え中なんだ」

・・・え。

私は慌てて立ち上がり、玄関を開けた。


「「あ!!」」