・・・

学校についた私たち。

校門近くから、

女子の痛い視線を浴びまくりながら、

やっぱり慣れなくて、

智也の制服の裾を、軽くつまんだ。

・・・

「どうした?」

智也が私の顔を覗く。

・・・

「女子の目線が、痛いんです」

私は俯き小さな声で呟いた。

・・・

すると・・・

・・・

「なっ!何してるんですか///?」

真っ赤な顔で智也の顔を見上げる。

智也は薄らと微笑み、



「せっかく見られてるんだから、

見せつけてやればいいだろ?

別に減るもんじゃなし・・・

もっと見ろっていいたいくらいだ」

と、平然とした顔で言う智也。


「私が苛められても、いいんですね?」

私は更に小さな声で呟く。