「15分だけあげるから、下のコンビニでサンドイッチ買って来てくれないか。ハムとチーズの奴。タマゴの奴は僕アレルギーがあるからダメなんだ。はい、お金。」

 意外にいつものさわやかな声だった。

 しかし私は半ベソをかきながらオフィスを出た。

 やりきれない気持ちが込み上げる。