「いや、……っ俺も……悪かった………ははは」




笑いを堪えながら言うものだから、堪えられなくなくて笑い出した。




「煌は………愛依ちゃんに弱い……ね…はは」



「ほんとだよー。
もう、総長譲ったら?」



「チッ…………うるせー」





なんだかんだ言って、この三人は仲がいい。




喧嘩するほど仲がいいって言うのも、あながち間違いじゃないね。





それから、愁さんと篤斗くんは帰って、煌くんと二人になった。




煌くんに寝る場所、お風呂場、トイレの場所とか教えてもらった。




そ、それにしても……広い。



「煌くんって何者?
一人でこんなに広いところって……すごいね………」



「俺はすごくねぇよ……

親がちょっと金持ちなだけだ」