このことを話したら、愛依は離れて行くんじゃないかと心配だったけど、そんな心配は無用だった。




愛依は受け入れてくれた。




早速と思い、愛依に病室に戻るよう伝え、俺は健一のところに向かった。





健一の診察室へ向かっていると廊下を歩く健一を見つけた。




「健一」



名前を呼ぶと、嫌そうに振り向いた。





「今度は何だ…?」



「愛依に話した」



「で?」



忙しいのか答えを急かす健一。




「それでも、俺は俺なんだから構わないって」



「そっか………よかったな」





健一はそう言ってニヤリッと笑った。



なんかその顔………釈に触る…………













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