恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「なになに?きーくん。
もしかして……女?!」



篤斗はやたらしつこく聞いてきた。




「何だっていいだろ!!」



「きーくんが怒ったぁ……」




あーもー……煩くて嫌だ。




それからは、チームの事や周りの状況について話した。




特に変化はなく平和だ。





この状態が続けばいいんだが………





んなこと、あるわけねぇか……


その日は、そのあと家に帰った。





翌日から、俺は決まった時間に病院に通った。






あいつに会うために。




だけど、二日目。
あいつは中庭に来いって言ったのにも関わらず、来なかった。




病室まで行くと呑気にテレビを見てやがった。





こんな女、初めてだ。

調子狂う。













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