恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「チッ………クソ」




どうしようもねぇ………




俺はまた来ることを伝え、病室から出た。




ああ゛〜………クソッ!

あいつが退院する前に、どうにかするしかねぇな。




他のやつに渡してたまるか。

例え健一でも……それだけは嫌だ。





そんな事を考えながら、またバイクに乗り、たまり場に向かった。





たまり場っつても……倉庫だけどな。



俺がたまり場に行くと、挨拶をしてくる下っ端の奴ら。


それに適当に返事をして、階段を昇り、2階の部屋へと向かった。





「やあ、煌。遅かったね」



ドアを開けると、愁に言われた。




「とゆうか、最近付き合い悪くない?」



篤斗に言われ、悪かった機嫌がさらに悪くなる。













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