恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「それに……言っただろうが………
お前が必要だって」




っ!!



嬉しいけど……なんでそんなに簡単に、こうも恥ずかしい言葉を言えるのかな…………





今が夜でよかった………




絶対顔……赤い………






「で、どうすんだ?」




聞かれた時から、半分は決めていた。




わたしにも……煌くんが必要だから。





「あの……一緒に…暮らしても……いいですか?」





そう聞くと、煌くんは………



「当たり前だ」




そう言って、笑いながらわたしの頭を撫で回した。




また……ぐちゃぐちゃ……………




「……クシュン」



「そろそろ帰らないとな……風邪引いちまう」




わたしのくしゃみを合図に煌くんは、わたしの手を握り歩き出した。













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