扉前から、退かされたわたしは、ペタンと、座り込んだ。



な、なんで……こうなるの……?



これこそ喧嘩だよ……



ごめん……篤斗くん……
余計に悪化しちゃった……


また、みんなに迷惑かけちゃう……



どうしよう……
こんなの初めてだ。

部屋から出る前、わたしに向けた顔……
煌くんのその顔が忘れられない。


どうして……あんな顔……



……?


考えてもわからない……


それより…仲直りできるのかな……?





わたしは、あり得ない位の不安感に襲われ、ただただ泣いた。