恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「喧嘩って言うほどじゃないんだけど……」



あれって喧嘩に入るのかな?




「もう~、早く仲直りしてよね~。
きーくん怖いんだもん」



「喧嘩したまま来んなよ……
空気が悪い」




と、龍くんにも言われた。


その言葉、そのまま煌くんに言ってやろうか……?




「で、原因はなんなの?」





やっぱり聞かれるか……





「学校でのことだよ……
最近、龍くんか煌くんが、わたしに付きっきりでしょ?それをやめてほしいって言っただけなんだけど………」





言い終わって二人を見ると、えっ……!?って言うような顔をしていた。




「あ~、そのことか……」



「うん……
言ったら、やめないって言うし、じゃあせめて理由だけでもって言うんだけど………教えてくれないし」




理由……篤斗くんなら知ってるかも。
この際だから、聞いてみよう。