恋する*memory〜記憶をなくしたわたし〜【完結】




「学校で……煌くんと龍くんがわたしから離れないでしょ?
あれは……なんで?」



わたしが言い終わると、煌くんは、少し表情を崩した。



言いにくいことなの?






「…………」





案の定、口を開かない煌くん。





「じゃあ、もう聞かないから、あれ……やめて?」




「それは……出来ない……」




「どうして?」




「どうしてもだ」





なんで……?

理由がわからない……




「お前が、やめてほしい理由はなんだ?」




理由……?



そんなの……





「だって……あんなに1日中、誰かがついてきたら気を遣っちゃうし、いろいろ恥ずかしいし……」




トイレとか特に……