これじゃあ、ますます言いにくい。
彼等が関係してるなら………
それに……これ以上、迷惑かけないって決めたんだ。
一人でなんとかする!
大丈夫、みんないるから!
そう、強く思った。
だけど………そんな単純なことは言ってられなくなった。
「麻凛、トイレに言ってくるね」
「はーい、いってら〜」
わたしは、一人でトイレに向かった。
そして、用を済ませ、個室から出ようとしたら、扉が開かない。
えっ……なんで……?
ガタガタと揺らしてみるけど……開かない。
終いには………
バシャッ………
「きゃははは」
「お前がさっさとしないからこうなるんだよ」
水と、笑い声と、暴言が降ってきた。



