うわっ……やっぱり鋭いな………
「何もないよ?
昨日、寝るの遅かったから…ただの寝不足」
「そう?ならいいんだけど………あっそういえばさ、昨日…」
麻凛は昨日の出来事について話してくれた。
よかった………
怪しまれてない。
麻凛の話しを聞きながら、机の中に教科書を入れる。
すると、そこにくしゃくしゃになった紙屑があることに気がついた。
ん……?
わたし、こんなの入れたっけ?
うーん……ま、いっか……
気にしない振りをした。
だけど………いつまでも気にしないなんて無理だった。
次の日から、上履きと靴に気をつけるようにしていたら、やっぱり入っていた。



